PLC/ラダー回路の基本2 AND回路について

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「PLC/ラダー回路の基本1 ラダー回路の概要、A接点・B接点について」で、接点の働き方については理解できたと思います。
上記でも説明しましたが、PLCを制御するラダー回路は、コイルや命令語以外はほぼA接点・B接点のいろんな組み合わせで構成されています。

その組み合わせの代表的な回路の一つ、「AND回路」にて説明します。



下の回路を見てください。

上記の回路のI/Oアドレスは、
入力
X00 スイッチ0
X01 スイッチ1

出力
Y00 ランプ0

という割り付けにします。



上記回路を運転後、X00(スイッチ0)とX01(スイッチ1)がOFFの場合

X00(スイッチ0)とX01(スイッチ1)が両方OFFしているため、Y00(ランプ0)も消灯したままです。



上記回路を運転後、X00(スイッチ0)のみONの場合

X00(スイッチ0)がONしましたが、X01(スイッチ1)がOFFしているので
Y00(ランプ0)は消灯したままです。



上記回路を運転後、X01(スイッチ1)のみONの場合

X01(スイッチ1)がONしましたが、X00(スイッチ0)がOFFしているので
Y00(ランプ0)は消灯したままです。



上記回路を運転後、X00(スイッチ0)と、X01(スイッチ1)が両方ONの場合

X00(スイッチ0)とX01(スイッチ1)が両方ONしたので回路がつながりY00(ランプ0)はONしました。



このように、すべての接点がONしていないとつながらない回路を「AND回路」といいます。



三菱電機株式会社のシーケンサ編集ソフト「GX-Developper」にて編集した場合。
(画面をクリックすると拡大表示します。)




オムロン株式会社のPLC編集ソフト「CX-Programmer」にて編集した場合。
(画面をクリックすると拡大表示します。)




キーエンス株式会社のPLC編集ソフト「KV-STUDIO」にて編集した場合。
(画面をクリックすると拡大表示します。)




AND回路の動作が分かる簡単なシミュレーションです。
理解できるまでぜひ活用してください。







まとめ
・AND回路とは、「全ての接点がONしていないとつながらない回路」